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秋銀河椀形茶碗
銀河椀形茶碗
『銀河釉』の作家『中尾哲彰』さんの『秋銀河』の『椀形茶碗』です。『秋銀河』の素朴で渋い景色が素晴らしい作品です。

秋銀河椀形茶碗(共箱付) / 中尾哲彰
サイズ:径13cm×高7.5cm
重量:190g
内容量:250cc(8分目)
特徴:陶器(半磁器)、ロクロ成形、銀河釉、

個展販売価格 : 157,500円(税込)
会員限定特別価格 : 会員限定販売
こちらの作品は会員限定販売とさせて頂きます。
ご購入はこちらからどうぞ。

『中尾哲彰』さんが長い年月を掛けて研究・開発された『銀河釉』の意匠・作品は、その芸術性とオリジナル性の高さから海外を中心に大変高い評価を頂かれています。そして国内では『遠州流茶道』からも高い評価を頂き、その指導のもと『茶道具』の製作も精力的に取り組まれています。

こちらの作品はロクロ成形で成形された『椀形(わんなり)椀』の茶碗を『秋銀河』で仕上げられた作品です。『銀河釉』の種類の中では一番発色と結晶の出方が複雑な『秋銀河』ですが、『茶道具』の作品にとっては逆にその複雑さが味わいとなって趣のある作品となっているようです。
真上から見たところです
▲ 真上から見たところです。

色合い・結晶の出方が複雑な『秋銀河』の特徴がよく出ている、素朴で趣のある作品です。

複雑な色の混在した、まさしく『秋の紅葉』をイメージさせる『秋銀河』です。
真横から見たところです
真横から見たところです。⇒

深みのある『椀形(わんなり)』の茶椀は、横からの茶椀の景色にも趣があります。

↓ CDケースと比べたサイズです。
CDケースと比べたサイズです。
底の方から見たところです⇒
流れやすい『銀河釉』の釉薬が下の方で溜まりになって渋い味わいの景色を作っています。

底に貼られた番号は個展に出品された際に出品作品に付けられた番号になります。共箱を管理する際の目安にもしていますので、そのまま付けたまま撮影しております。
底の方から見たところです。
『秋銀河』の特徴は、奇麗なメタリックのグリーン色合いが出る時もあれば、渋みのある錆模様のような複雑な景色が出る時もあり、『銀河釉』の中では一番仕上がりの予測が付かない作品です。
でも、その予測出来ない複雑な景色こそがこの『秋銀河』の魅力かもしれません。

そして、この作品はその『秋銀河』の面白さがよく出た作品だと思います。
ベースとなるグリーンの色合いも、釉薬の溜まりで濃い『緑』が出た部分から淡い『うぐいす色』まで複雑な色の変化が見れ、また、所々に現れている渋い『錆模様』と『銀河釉』の結晶が器の表情に面白い味わいを与えているようで、とても面白い味のある作品です。
予測出来ない複雑な景色こそがこの『秋銀河』の魅力かもしれません。
奇麗に結晶が出た鮮やかな『銀河釉』の作品も魅力ですが、こちらの作品のように予想も付かない複雑な表情を見せる作品も『銀河釉』のもうひとつの魅力です。
その魅力は特に『茶道具』となってなおいっそうの魅力を生み出しているようにも思います。

『中尾哲彰』さんの作られる『茶道具』は全般的に薄く上品に仕上げて製作されていますので、初めて作品を手にされる方は殆どの方がその軽さに驚かれます。
滝の流れのような景色が出ている反対側の面で、こちらは全体的に『白』い銀河釉の景色となっています。
『銀河釉』の作品はどれひとつとして同じ結晶・景色の出ない作品です。 窯変によって生み出されるその景色は時には作者が予想もしていなかった景色を生み出す事もあり、それがこの作品の面白さ・魅力でもあり、また、難しさでもあります。
特に『茶道具』は一切妥協の許されない作品のため、作品として日の目を見る物は製作した作品のわずか5%にも満たないのだそうです。 それほどリスクの高い作品ですので、 モザイク額 日の目を見る事が出来なかった作品は処分され破片となって、義父『佐藤翁』が作られる『モザイク額』へと再利用されている訳です。⇒
『茶道具』は全般的に薄く上品に仕上げて製作されています
『愛・地球博(愛知万博)』に展示された『銀河釉掛分瓢建水』 ※ 中尾哲彰さんの『銀河釉』の作品は、2005年に開催された『愛・地球博(愛知万博)』で『遠州流茶道』小堀宗実家元が出展された『プラチナの茶室』に展示する『建水』を中尾さんに製作依頼があり、家元指導のもと製作された『銀河釉掛分瓢建水』が展示されました。

地元タウン誌に掲載された『中尾哲彰』さんと『銀河釉』との関係に関するインタビュー記事をご紹介します。参考にして下さい。
- 『中尾哲彰』と『銀河釉』 -
隠者の好みで『銀河釉』の景色が面白く出ている作品から選んでご紹介させて頂いています。
今回ご紹介させて頂いている『銀河釉』の作品は、隠者の好みで『銀河釉』の景色が面白く出ている作品から選んでご紹介させて頂いています。 違う『銀河釉』で制作した作品や違う形状の茶椀など、コチラの作品以外にもご紹介させて頂きますので、興味をお持ちのお客様は遠慮なくお問い合わせ下さい。