隠者の宝箱〜和食器webショップ 菖蒲の隠者〜 限定商品・受注生産商品・業務用和食器在庫処分・等のスペシャルコーナーです

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業務用和食器の在庫処分特価商品のコーナーです
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外鉄砂呉須濃舟形鉢
鉄砂呉須濃舟形鉢
有田の業務用和食器らしい、しっかりとした作り・デザインで製作された鉢。

外鉄砂呉須濃舟形鉢 / 有田窯元
サイズ:約12cm×13cm×高5.5cm
重量:約230g
内容量:120cc(8分目)
特徴:磁器、圧力鋳込み成型、染付・金彩・鉄砂

1990年頃在庫
当時希望小売価格 : 9,240円
在庫処分特別価格 : 3,500円(税込)
数量 :    

在庫完売次第、販売終了となります。
こちらの製品は、サイトでも出品中の有田ではセンスの良い業務用食器を製作されるメーカーとして定評のある窯元の製品です。形状・デザインともに有田の業務用和食器らしいしっかりとした作りで、現在でも製造されている製品ですが、中途半端な在庫数となったため出品する事といたしました。

磁器の陶土で成形した舟形の器を、外側は鉄砂(錆に似た茶色の釉薬の化粧です、鉄の砂のような細かな化粧が出るのが特徴です)で、内側を「染付」の呉須濃(ゴスダミ)の技法で舟の絵柄を描き、渕などに金彩を施し仕上げています。
真上から見たところです
▲ 真上から見たところです。

業務用らしいしっかりとした作りと、ちょっとデフォルメされた舟形の形状が見た目にも愉しく、また、使いやすそうな形状となっています。
重ねたところです。
器の形状の特徴のせいで綺麗に重なりませんので、多くを重ねるとぐらつく場合が御座います。
場合によっては器を互い違いに井桁のように重ねるほうが安定します。
CDケースと比べたサイズです。
← CDケースと比べたサイズです。

和食器としては向付と称されるサイズの器で、お刺身などの器として利用されます。
ご家庭ではお惣菜の盛鉢として重宝するのではないでしょうか。
こげ茶のベースに鉄の砂のような細かな結晶が景色をなしているのが分かると思います。
▲ こげ茶のベースに鉄の砂のような細かな結晶が景色をなしているのが分かると思います。
所々に金彩を施すことで、器にアクセントと締りを与えています。
ベタ底の作りには、ガタつきや滑りなどの防止も兼ね彫りを施しています。

一見単純で簡単そうな技法に見えますが、鉄砂の釉薬の掛け分けの技法や呉須濃の技法など、手間の掛かる技法で製作されています。
間口を広めに成形したフォルムは、お料理も盛りやすくご家庭でも使いやすい形状ではないでしょうか。
間口を広めに成形したフォルムは、お料理も盛りやすくご家庭でも使いやすい形状ではないでしょうか。
全体を「染付」の呉須濃で仕上げられたデザインは、盛り付けたお料理の邪魔することなく引き立ててくれそうです。

金彩を使用していますので、電子レンジでの使用は出来ませんのでご注意下さい。
適度な深みもありますので、汁気のあるお料理などにもお使いいただけます。
▲ 適度に深みもありますので、汁気のあるお料理にもお使いいただけます。

夏が似合いそうなデザインですので、水菓子やデザートに使うのも愉しそうです。
半磁器の陶土にしっかりとガラス質の釉薬が乗っているのが分かるかと思います。
舟形の器を使う場合には、『出船』と『入船』と言う作法があります。
舟の舳先を向かって左に向けるのを『出船』、右に向けるのを『入船』とし、宴席の内容などで器の向きを変えて使用します。
日本料理店などでは、器の舳先を左に向ける『出船』の形式で使われるのが一般的のように思いますが(舟形に限らず葉形などの器も同様です)、これは進学や就職・縁談など門出を祝うケースが多いからで、逆に商売をされる店などでは『出船』を嫌い『入船』にされる場合もあるようです。
一般的には門出を祝う場合には『出船』で、来客のお客様などに使う場合は『入船』でと、その時々の状況に合わせて使い分けるのも良いのではないでしょうか。
適度な深みもありますので、汁気のあるお料理などにもお使いいただけます。
呉須の濃淡、鉄砂の景色など、製品それぞれに微妙な違いが御座います。予めご了承下さい。