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鍋島組紐5寸高台皿
島組紐5寸高台皿
鍋島を代表する『組紐』の5寸高台皿です。伊万里『大川内山』にある人気の鍋島御用窯の作品になります。

鍋島組紐5寸高台皿 / 鍋島御用窯 窯元
サイズ:径16.3cm×高5.5cm
重量:350g
特徴:磁器、機械ロクロ成形、染錦(色鍋島)

1999年仕入
当時希望小売価格 : 85,000円(税込)
会員限定特別価格 : 会員限定販売
こちらの作品は会員限定販売とさせて頂きます。
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在庫完売いたしました。
こちらの作品は鍋島の製品をご存知の方には説明不要なほど有名で定番の図柄『組紐』の高台皿です。形状・図柄ともに古来からの鍋島様式に基づいて製作された名品です。

『鍋島』の絵柄には数多くの絵柄が御座いますが、その中でもこちらの『組紐』は『鍋島』を代表する絵柄です。その繊細な絵柄はもちろん全て手描きで描かれてて、その緻密さは印刷とも思えてしまう程で、この技術こそ古から受け継がれてきた『鍋島』伝統の技術です。
この『組紐』の絵柄は、他の絵柄に比べると陶磁器の白の余白を上手く使ったシンプルな構図で、お料理の器としても使いやすいデザインではないでしょうか。
真上から見たところです
▲ 真上から見たところです。

白磁の白い空間を上手く生かした『組紐』の構図が絶妙です。
鍋島様式に忠実に基づいて製作されています。
鍋島様式の特徴である『木盃型』と言われる高台皿は、器の深みと高台の高さに特徴があります。
CDケースと比べたサイズです。
← CDケースと比べたサイズです。

こちらの作品は5寸皿になりますが、鍋島様式の高台皿には3寸、5寸、7寸、1尺と、同じデザインでサイズ違いの製品が作られています。
鍋島様式に忠実に基づいて製作されています。
▲ 器の裏面には染付で『七宝結び紋』と、高台には均等に割られた『くし目』文様が描かれ、『木盃型』と言われる高台皿の形状も含め、鍋島様式に忠実に基づいて製作されています。

有田 泉山の地に磁石鉱が発掘されて以来、陶磁器生産の創成期の作品には『朝鮮』や『中国』などの磁器製品を模倣した作品の製作からスタートしましたが、その後『鍋島藩』の統治下のもと『純日本風』のデザインで企画・製作された作品が、こちらの『鍋島』の作品になります。(左下記事に続く)
国内初の『JAPANオリジナルデザイン』の陶磁器作品と言えます。
(右上記事からの続き) それまでの『朝鮮』『中国』製品を模倣した『古染付』や『古伊万里』などの作品とは違い、『友禅』の絵柄などをもとにした、繊細な絵付けの作品は、まさに国内初の『JAPANオリジナルデザイン』の陶磁器作品と言えます。

この『純和風』デザインの『鍋島』は、その繊細な絵柄を最大限に引き立たせるために、器のサイズ・形状にいたるまで緻密に設計されており、『木盃型』と言われる真円で深めの器に、腰の高い高台を特徴とする『高台皿』は、シンプルなデザインでありながらも、その形状までもがまさしく『鍋島』様式とされるものです。
『高台の内側に棒を差し、器が落ちてはならない』
▲ 以前、ある窯元のご主人から『鍋島』の『高台皿』の形状には、『高台の内側に棒を差し、器が落ちてはならない』という決まり事まであったと言うお話をお聞きしたことがあります。
このお話が本当に史実に基づくものなのかは私自身 定かでは御座いませんが、確かにこちらの作品もバランスがとれます。
(誤って破損させることも考えられますので、試される場合はクッションの上などで十分に注意を払ってお試し下さい)

たとえこのお話が逸話だったとしても、『鍋島』の作品製作に対する並々ならぬ情熱が伝わってくるかのようなお話だと思います。

一見すると印刷とも思えてしまう程の、繊細な筆使いが『鍋島』作品の特徴です
一見すると印刷とも思えてしまう程の、繊細な筆使いが『鍋島』作品の特徴ですが、伊万里『大川内山』の地には、今もなお数多くの『鍋島御用窯』が残っていて、その窯元それぞれに、筆のタッチ、色合いなどにも微妙な違いがあります。
その数多い窯元の中にあっても、こちらの窯元の作品は大変評判も良く、繊細な筆のタッチ、色合い、器の形状、どれをとっても上品で素晴らしい作品を製作されておられます。

その中でこちらの作品は、染付・錦ともに、少しシックな色合いで描かれているようで、その落ち着いた穏やかな色合いは、作品をいっそう上品に際立たせているようです。
染付・錦ともに、少しシックな色合いで描かれているのが、いっそう上品さを際立たせているようです。