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■ 『染付』?『錦』? ■
10月04日(水)
ネットショップでは、購入いただいたお客さまを中心に、『染付』『錦』の違いを尋ねられることが時々あります。

先日もお問い合わせを頂いたお客様から、同じご質問を頂きましたので、折角の良い機会ですので『独り言』のコーナーで、ちょこっとご説明することにしました。。。

まずは『陶磁器』の製造工程からのお話になりますが、

まず、陶土から成型された器の生地は、一旦『素焼窯』で焼成され、軽く焼き締められ『素焼(すやき)』と呼ばれる状態の製品になります。
は、『素焼窯』に入れられる前の状態のもので『生(なま)生地』と呼ばれますが、この後900度ほどの窯で焼成され、『素焼生地』となります。

この素焼の生地に、なにも絵柄を施さず 『釉薬』 (ゆうやく・もしくは、うわぐすり) を掛け、1300〜1400度ほどで焼成 (『本窯』と言います) したものが、 『釉薬』 の種類により 『白磁』 『青磁』 『古染釉』などと呼ばれます。(こちらは白磁の製品です

では、ここで一旦 『本窯』 で焼かれる前の 『素焼生地』 に戻っていただき、『染付』のご説明ですが、『染付』の絵柄は、この素焼きの状態の生地に絵が描かれて行きます。

『染付』は、『呉須(ごす)』と呼ばれる、コバルトなどを原料に使った絵の具で 『素焼生地』 に絵付けをして行きます。

『素焼生地』 にはまだ 『釉薬』 が掛かっておりませんので大変水分を吸収しやすく、そこに描く『染付』はとても熟練の技術が必要となります。

この『染付』の技法については、『染付の職人』のページでも紹介しておりますので、そちらも参考にしてください。

この『染付』で描かれた代表作が、こちらの 『染付祝美形皿』 です。

この他にも 『染付芙蓉手岩花鳥皿』 や、『陶房青』さんの『古染野バラ』シリーズなども『染付』で描かれた作品です。

このように『藍』の色で仕上がるのが『染付』の特徴ですが、その色合い、線のタッチ、絵柄、技法、などは窯元や産地などによっても、特徴にかなりの違いなどがありますが、その辺りはまた別の機会にしたいと思います。

このようにして焼かれた『染付』は、『素焼生地』に直接描かれていますので、その絵柄の上には『釉薬』が掛かっていますので、『釉薬』が『染付』のコーティングとなって、絵柄が剥がれたりする事は決してありません。

このように、釉薬の下に絵柄を描くことから、『染付』のことを 『下絵』 とも言います。

『染付』は、このように絵柄の上から液体の『釉薬』を掛けて焼いていますので、その絵柄には『釉薬』による『滲み』や『流れ』などの影響が少なからずの表れてしまいます。
(習字に水を落とした時をイメージしていただくと解りやすいかと思います)
こちらでは、その『滲み』や『流れ』などを、絵柄が『動く』などと表現したりしますが、その『動き』が顕著に現れる部分は、器の形状によって『釉薬』の溜まり易い角の部分や底などに『滲み』が出やすく、器の立ち上がり・側面などには『流れ』が出る場合があります。
また、使用する『釉薬』によっても、『動き』の出やすい『釉薬』と出にくい『釉薬』があり、それを使い分ける事で、器の表情に味を出したりする事もあります。
その代表的な作品が 『染付濃ザクロ茶付』 で、こちらは意図的に絵柄の動きやすい『釉薬』を使って作っています。 ただ、この動き具合も『釉薬』の状態や環境などで変わってきますので、焼成の度に絵柄の動き具合に違いが出てしまい、毎回同じように揃えるとなると中々難しい面があります。

ちょっと『染付』の説明で長くなってしまいましたが、

次に『錦』のご説明ですが、
今度は一旦『素焼生地』に『白磁』などの『釉薬』を掛けて『本窯』で焼成した状態の『白磁』の器をイメージしてください。

『錦』 の絵柄は、この『本窯』を済ませた状態の器に、赤、緑、黄、青、金、などの色鮮やかな『錦絵の具』を使って描かれた作品のことを言います。 『錦』を定着させるため、約800度ほどの『錦窯』で再度焼かれますので、『染付』の作品よりも少なくとも1回多く焼成されることになります

もちろん『本窯』を済ませた状態の器なので、『錦』 を施さなくても、『白磁』の器としても製品になります。

この 『錦』 で描かれた代表作が、こちらの 『夢ロックカップ 赤絵万歴』 の作品で、赤、緑、青の3色を使い仕上られています。

『染付』に比べると、ガラス質の表面がツルツルした状態のものに絵を描いて行きますので、筆の運び具合なども『染付』のそれとは感触がかなり違ってきます。絵の具の違いもありますので、『染付』を得意にされている窯元でも、『錦』の絵付けは外注に出したりする場合が多く、有田には『赤絵(錦)屋さん』と呼ばれる『赤絵』専門の工房が沢山存在しています。

『錦』 で描かれた作品の特徴としては、一旦『本窯』で焼かれ、半完成品の状態の器に、『釉薬』の上から絵が描かれていきますので、表面を手で触ると絵柄が『釉薬』の上に乗っているのが判り、特に赤の錦はザラザラした肌触りを覚える事もあります。 また、ガラス質の『釉薬』の上に描かれていますので、長い年月で絵柄が剥がれてきたりします。

このように、釉薬の上に絵柄を描くことから、『錦』のことを 『上絵』(うわえ) とも言います。 また、『錦』の違う呼び名で『赤絵』『色絵』などと呼んだり、『金』の錦を施した作品には『金彩』と呼ぶ場合もあります。

こちらが『染付』『錦』の違いが良く判る作品ですね。

同じ形状、仕様の器でも、製造工程にはかなりの違いがあることをお解かり頂けたのではないでしょうか。

窯で焼かれた回数で言うと、
『染付』は『素焼窯』『本窯』の2回、
『錦』は『素焼窯』『本窯』『赤絵窯』の3回焼成されています。

以上が『染付』『錦』の違いでしたが、もうひとつ覚えていただきたいものが、 『』(そめにしき)です。 もう大体のお察しは付くかと思いますが。。。

『染付』を描き『本窯』で仕上た作品を、その上から『錦』の絵付けを施し完成させるのが『』という訳です。

その『染錦』の代表的な作品がこちらの 『鍋島野菜尽し8寸皿』 です。

もう、『染付』がどの部分で、『錦』がどの部分かはお解かりですよね?
こちらの作品は、『色鍋島』を代表する窯元の作品で、見ての通り、絵柄の繊細な筆の線や正確さなどは、『染付』『錦』ともに狂いが無く、まさしく伝統工芸の技術のなせる業ですよね。 こういった大切な、そして貴重な技術は、大事に後世へと受け継いでいってもらいたいものです。


では、最後におさらいですが、
この『白磁』の作品 『美形朴碗』 を再加工して作れる作品は、『染付』『錦』の、どちらの作品でしょうか?

『錦』 の製品には再加工が出来ることが解りましたか?
もちろん『染付』への加工は出来ませんよね。
たとえば、 『美形朴碗』 に、こんな 『山葡萄』 『錦』を施す事も可能なんですよ♪



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