5月26日(木) この小さな『自家焙煎珈琲豆店』の中に入るとまず目に付く物は、サイロのような円柱形の真っ赤な大きい機械・・・ これこそが、店主ご自慢の ドイツ製アメリカメーカー(だったと思う) の『焙煎機』なのです。 写真が無いのが残念ですが、その画像は次の機会にでも紹介しますね。 この『焙煎機』・・・外国人仕様なので、小柄な日本人、ましてや女性の店主にはコーヒー豆の入れ口に背が届きません。 なので、踏み台を使って店主はコーヒー豆をこの『焙煎機』に入れています。 普通に考えれば、日本製の『焙煎機』の方が使いやすく楽だと思うのですが、やはり『焙煎機』次第でコーヒーの味が違ってくるらしいのです。 この拘りを持って選んだ『焙煎機』について語る店主の顔は、まるで可愛い我が子について語るかのように笑顔に満ち溢れています♪ この笑顔をみているだけで・・・ 「あぁ・・きっとこの店主の作るコーヒー豆は美味しいのだろうな・・・」 と感じさせます・・・ そして実際にお店で出してくれたコーヒーを頂いたときに、その予感が実感に変るのです。 外国の農園から送られてくるコーヒー豆は、その時点ではコーヒー豆の品質に差は無いはずです。 そうなると、そこからコーヒーの味に差を作るものは『焙煎』しかない訳ですね。 考えてみれば、今やスーパー・コンビニなどでも簡単にコーヒー豆は手に入れることは出来ます・・・でも、コーヒーにした時の味の違いは明らかで・・・そう考えると、コーヒー豆もやはり生物なのだと感じさせられるのです。。。 ここのお店のコーヒーをいただく時・・・店主・奥さんの笑顔が浮かんできます♪♪ 『コーヒーの木』のご案内♪ こちらのお店では、お電話やメールでのご注文による地方発送もしていらっしゃるようですよ。 ご住所と電話番号を載せることも考えたのですが、もし万が一ご迷惑お掛けしてはいけないと思い、ここでの公開を控えさせて頂きました。 このお店について興味のある方は一旦コチラ⇒からお問合せいただけたら、詳しい連絡先等をお伝えいたします。 ちょっとでも興味の沸いた方は是非遠慮なくお問合せ下さいね♪ |
5月17日(火) はじめまして♪ 『studio "Rebecca"』 と申します♪ 『スタジオ "リベカ"』 は、中学時代からの美術部のお友達・・3人の女神?が集まって作られました。 果たしてこの3人の女神?とはいったいどんな人達なのでせうか・・・・ |
■ 『studio "Rebecca"』 ■ この3人の女神?の生れ歳は昭和32・33年・・・ (女神に?を付けているのはこの歳のせいです・笑) この女神たちが『有田中学校』に入学した年、その年の美術部は黄金世代でした。 その1番の要因は、指導者に恵まれたことに尽きるのですが。。。 そしてこの中学生達は偉業を達成するのです。 それは『二科展』入選という信じられない偉業。。 当時の記憶では、中学生(グループ出展)での『二科展』入選は史上初の快挙であったと記憶しています。 この黄金世代の方たちは現在でも有田窯業界で活躍されている方が数多くいらっしゃいます。 その美術部仲良し3人組が集まって結成したのがこの 『studio "Rebecca"』 なのです。♪ では、この3人の女神?たちを1人ずつ紹介します。 ■ 『 ミワコ 』 ■ 黄金世代の美術部の中にあって、特出した才能の持ち主『天才』が、この 『studio "Rebecca"』 の中心的存在でもある『ミワコ』(通称:ミワちゃん)です。 その溢れる才能はとどまる事を知らず、個性溢れるデザイン力の高さから、若い頃から各地の窯元や商社などでデザイナーとして抱えられ活躍してきました。 更に、若くして『伝統工芸士(色絵)』の認定も受け、その才能は衰えるどころか益々溢れる一方です。 ▲ 上のお雛様の絵もデザインしました。 ▼ 壁に飾った、布に描いた『フジの花の絵』は昼休みの空いた時間に、ちゃちゃちゃ・・と描いたらしいです(驚) 柱に掛けた流木の花飾りは、唐津の海岸で拾ってきた流木で作ったということ・・・ ■ 『 チカコ 』 ■ 絵の才能だけでなく、頭も良かった『チカコ』(通称:チカちゃん)は、筑波大卒の秀才。。。 そして、旦那様はというと・・・ ここではヒ・ミ・ツ・・・ 最後の方で判りますので、最後まで読んで下さいね♪ ⇒ 1987年に、 チカちゃんがデザインして作った 『ペーパーウエイト』フルーツカゴを彫って、釉薬の変化でオシャレに作っています♪ 今見ると、「なんて、手間掛けて作ってんの?」って感じですが・・・でも、その分綺麗で素敵ですよね? |
■ 『 マユミ 』 ■ この方はと言いますと・・・実は、隠者の姉なのでした〜(笑) 隠者と 『studio "Rebecca"』 との関係がこれでお解かりになったと思います。 『マユミ』は、京都の『嵯峨美術短大』を卒業後、有田に戻り染付けの窯元に絵描きとして数年勤めました。 ← こちらは、美大卒業後間もない時期に作った作品です♪ |
■ 隠者と3人の女神との関係は、姉がその内の1人ということもあるのですが、それ以外にも不思議に縁のある関係なのです・・・ それは・・・ 『中尾哲彰という男。。。』 と題した先のblogでも紹介した『中尾哲彰』さんは、blogでも書いたように、隠者とは20年来のお付き合いで親しくさせて頂いている方。。。 そして、その『中尾』さんと、『 チカコ 』さんがまさか結婚するなんて・・・全く思ってもみないことでした。 そうなんです、『 チカコ 』さんの旦那さんは『中尾』さんだったのです。 この不思議な縁で出会った仲間たち・・・ それぞれに、個性的で魅力的な作品を生み出しています。。。 そのそれぞれの個性を大切に活かして、もっともっと面白いことが出来たら・・・って考えているのでした♪ この不思議な縁には、まだまだ続きがあります。。。その続きはまた次の機会で。。。 ■ 『studio "Rebecca"』 ■ のちょっとご案内♪ ▼ ネット用にデザインした 『チャイナ ドール』です。(ミワコデザイン) 全て手描きで、大量生産が出来ませんので売切れたら終了、また次のデザインを出す予定です。 ⇒ 『 ミワコ 』 が以前勤めていた窯元でデザインした、陶磁器製の『ネコびな』♪ 匂い袋入り『お手玉』や、ミワコ手描きの屏風など細部に拘った、面白い作品です♪ 季節外れの紹介ですが、この世にただ1つの作品です。 今はまだ、結成後間もないので、作品の製作も後手後手ですが、これから少しずつ個性的な商品を紹介していきたいと思います。。。 これからの 『studio "Rebecca"』 にご期待下さい♪ |
5月7日(土) みなさんは、『玉峰窯』『中尾哲彰』 という名の作家の名を耳にしたことがありますか? おそらく大半の方が始めて聞く名前ではないかと思います。。。 そうです、国内の(特に肥前有田地区の)陶芸家ではあまり知名度の無い作家なのです。。今回はこの『中尾哲彰』という作家及び作品についてお話したいと思います。。。。 |
■ 玉峰窯 中尾哲彰 ■ HP 前置きとして。。。肥前有田地区のやきものについて・・・ 豊臣秀吉の『朝鮮遠征』以来、有田及びその周辺の町は、『日本陶磁器発祥の地』として、国内外で広く知られるようになりました。 なかでも、白磁・青磁などに染付けや赤絵などを施した技などは、伝統工芸として多くの作家や人間国宝を輩出してきました。。。 そんな伝統工芸の町にあって、中尾さんの作る作品はというと、陶磁器でもなければ唐津などの陶器でもない、おおよそ伝統からはかけ離れた所にある作品だと言えます。。。 ではいったいどんな作品を作っていらっしゃるのかというと、その代表的な意匠として『銀河釉』というものがあります。 |
⇒ 『銀河釉』とは、中尾さんが長年の研究で作り出した独特の釉薬で、ガラス質の釉薬の中に、煌く銀河のような結晶が浮かび上がり・・・ まるで宝石のような輝きを見せるその作品は、地球上で宝石が出来る過程の縮図をそのまま窯の中で再現させたとも言える作品です。。。。 ▼ ルーペを通して、その釉薬を拡大して見ると、この『銀河釉』の美しさがなお一層ご理解いただけると思います。 ではこのような『銀河釉』に似た作品を作る作家は他にいないのでしょうか? おそらく世界で中尾さん意外にはいないと思われます。。。 そんな、世界でオンリーワンの意匠を持つ作家が何故知名度が無い・・・または評価されないのでしょう・・・ |
いえいえ、評価が低いのは国内だけの話・・・ 実は海外では大変な評価を受けているのです。 ▼ 下の作品(陶器市でディスプレイされていました)は、2003年パリの『ルーブル美術館』で開催された 『美の革命展INルーブル』 にて、陶芸部門のグランプリにあたる 『プリ・デ・リオン』 と特別賞 『トリコロール芸術平和賞』 のダブル受賞の快挙を果たした作品です。 このルーブルでの受賞以外にも、スペインやトルコ、などなど海外に出品した商品はどれも高い評価を受けています。 |
国内ではさほど知名度の無い、貧しい作家が何故これほどまでに海外では評価が高いのでしょう? それはおそらく、海外に出てしまえば伝統も知名度も関係なく、全て平等に1つの作品の価値として評価されるからだと思います。 世界でオンリーワンの意匠を持つ中尾さんの作品はきっと『ルーブル』に永久に『中尾哲彰』という名前が刻印として残されるだけの価値のある作品なのだと思います。 たとえ作者が死んだとしても作品は残るのです。。。 作者はいつも言います、『私が死んでも作品は残る・・・だから今は貧しくてもイイ・・』 縁あって、隠者と中尾さんは20年来のお付き合いです。そして不思議なことに、更に深いお付き合いなるように運命の歯車は廻っているようです・・・ その訳は今後の『菖蒲の隠者』の企画で追々判ると思います。。。 |
▼ 次に、下の作品。 この作品は中尾さんの作品ではありません。 中尾さんの義父(作家ではありません)の佐藤さんが作った作品です。 中尾さんの作品は窯変(窯の中で微妙に色や結晶が変化すること)の作品なので、気象条件などに大変敏感な商品です。 そのため上手く行かない作品も山ほど出ます。 その失敗作や破損した作品なども、細かい破片にすると、その『銀河釉』の結晶はとても綺麗で、とても微妙な色の変化があります。 それを利用して作ったモザイク画がこの義父が作った作品なのです。 |
もうかなりの高齢ではありますが、欲の無い素朴なお人柄が作品ににじみ出ているように思います。 現在、コチラのお父さんと企画したプランも計画中です♪ 今回の陶器市では『玉峰窯』と『菖蒲の隠者』でタイアップしたアンテナショップで大変多くのお客様にご来店いただきました。その感謝の意味を込めて、来週から1週間『玉峰窯』さんから『謝恩セール』の商品を出していただきました。ご案内は近々サイトの方にアップする予定です♪ 是非覗いてみて下さいね。 |
5月5日(木) 陶器市最終日のスナップをアップしました♪ 手前の自転車は、久留米からお見えになったお客様の『折りたたみ自転車』です。オシャレだったので撮影に使わせていただいちゃいました♪笑 |
■ 陶器市最終日のスナップ♪♪ ■ ← お客様から頂いた『イチゴ』です♪ 新鮮で、あまりにミズミズしかったので、スナップに収めることにしました。 『玉峰窯』さんのお皿の上に、ユニフレームのアウトドア用コーヒードリッパーを乗せ『イチゴ』の器にしてみました♪ 左奥には『菖蒲の隠者』ポストカード、手前は『陶器市』ディスプレイ用に余った布切れで作ったコースターです。 |
▲ 『荷造り&レジカウンター』にはノートPCを持ち込み、BGMに"JAZZ♪"を流してみました♪ 中々イイ音が出て、お客様にも中々好評で、VAIO買っておいて良かったって感じです♪ (中には、商品よりもVAIOが気になるお客様もいらしたようで・・・笑) もちろん、Air"H"(エッジ)でネットにも繋ぎました♪ |
⇒ ディスプレイの一角 壁には『玉峰窯』さんの義父が作られた『モザイク画』を飾りました♪(飾るといっても商品ですが・笑) そして、季節外れの羽子板も・・・(汗) 『玉峰窯』さん及び、義父の『モザイク画』の紹介については、別途ブログで紹介いたします。 季節外れの羽子板については、いずれ判ると思います(謎・笑) |
▲ 『玉峰窯』さんの大物(花瓶など)をディスプレイしたコーナーです♪ 宝石のような『銀河釉』の煌めきがスポットに照らし出されてとても綺麗でしょ♪ 眺めているだけで癒される気分になります。。。(人´Д`)☆ |
← 『銀河釉』の破片で作った看板のフレーム。。 |
隠者と『菖蒲の隠者』にとっての初めての試みであった、今回の『陶器市』アンテナショップ。。。 お客様との出会いや触れ合いなど様々な収穫があった中、隠者にとって1番の収穫は、『陶器市』準備期間を含めたここ1ヶ月に渡り色んな方々と出会い交流を持てた事でした♪ この先、この出会いをどう活かして行くかはこれからの隠者の試み次第でしょう・・・今回のことを無駄にしないように、大事に育てて行きたいと思っています。。。 『陶器市』を通じて、お世話になった方々・・・お客様として御出で頂いた方々・・、そして、お逢いした事も無いネットを通じて応援頂いている方々に本当に心から感謝申し上げます。。 ありがとうございました。これからも宜しくお願い申し上げます。 |
5月2日(月) 今日で陶器市も中日を迎えました、今年の大型GWの中で唯一の平日の今日はお客様の数も少なそうなので、ちょっと『陶器市』アンテナショップのスナップを撮ってみました♪ |
■ 陶器市アンテナショップ スナップ♪♪ ■ ▲ 『玉峰窯』さんの出店の1コーナーをお借りして出店した、『菖蒲の隠者』のアンテナショップです。 ネットに出品中の商品を中心に展示しています。 今日までのところ売れ行き好調なのは 『白磁手彫りカップ』と『木蓮フリーカップ&ソーサー』です♪ |
▲ 出店左側は『玉峰窯』さんのコーナーです♪ テーブルウェアー以外にも花瓶や茶器などの美術工芸品なども 出品されています♪ 目玉は『1日限定5個の半額商品』です♪ |
← ガラス越しのスナップ 下の鉢は『玉峰窯』さんを代表する作品です♪ 『玉峰窯』の『銀河釉』を象徴する圧倒的存在感の作品ですよ♪ |
← 『玉峰窯』さんご自慢の『コーヒーメーカー』 コーヒーの生豆を使用し焙煎から作られるので、とても美味しいとお客様にも大変好評です♪ |
⇒ ショップ全景。。 車はちょっとお遊びです♪ |
▲ さてこの方は??? 果たして『隠者』なのでしょうか?? いえいえ、『玉峰窯』窯主の作家『中尾哲彰』さんです♪ 雰囲気あるでしょ?(笑) |
最後に、ちょっと『陶器市』以外の楽しみを。。。♪ 有田の古い町並みを訪れの際にはちょっと上の方も見上げてみて下さいね♪ 昔ながらの古い家の屋根には面白い『鬼瓦』がのっかっていますよ♪ |
▲ こちらは『鬼瓦』ではないですね。。。 この方は今朝の地元TVでの『有田陶器市』の中継でのアナウンサーの方です。。。沢山宣伝お願いしますね♪♪ |