和食器webショップ〜やきものの里肥前有田皿山から普段使いの和食器をお届けします〜

「菖蒲の隠者」で紹介する「陶仙房」さんの作品はすべて陶器(土物)の作品です。
■ 陶器(土物)の器は特性として吸水性があります。そのため吸収した水分や成分で器の色が変わったり、水漏れが起こったりすることがあります。そこでご使用になる前に、土肌の隙間を埋める作業として、鍋などに器をいれて３０分ほど煮沸していただくことをお勧めします。その際、米のとぎ汁で煮沸すれば、なお効果的です。煮沸後は完全に水分を乾かして収納してください。

■ 「玄釉」の作品は、お料理などを盛った際に、お料理の水分や脂分などにより器の盛った部分が黒く変色する場合がございます。ただ、こちらのシミはお使い頂くうちに自然に馴染んでいき、渋い器の味わいとなり変化していきますのでご理解頂きご購入ください。

■ 「ガラス釉」の作品は、特徴である貫入（かんにゅう）と言われるヒビ紋様が入っているため、お使い頂く度にそのヒビ紋様に汁物、お茶などの色が染込みヒビ紋様が次第に色濃く浮き出てくることがあります(萩焼の器などに良く見られます)。これは器の特徴であり、それが味わいでもありますのでご理解頂きご購入ください。

■ 陶器(土物)の器は、お料理などにお使いになる前に、充分水に馴染ませてからご使用頂くことをお勧めします。充分水に馴染ませることで、お料理の水分や脂分などの器への染込みを軽減することが出来ます。

「陶仙房」さんの工房で生まれる作品は、全てが手造りです。「菖蒲の隠者」ではその作品の中から特に代表的な、「玄釉」と「ガラス釉」の作品を紹介しています。
「玄釉」の特徴は、一見して鉄を思わせる風貌です。しっかりと焼〆られた土物の器に独特の渋い釉薬が掛けられていて、その色合いは見る角度によって、黒に見えたり、茶や銀色に見えたりします。


「ガラス釉」の特徴は、たっぷりと掛けられたガラス質の釉薬です。粉引きで化粧を施した器にガラス質の釉薬をたっぷりと掛け仕上げてあります。このガラス釉の特徴は、釉薬の表面に貫入（かんにゅう）と言われるヒビ紋様と細かい気泡紋様が入ることです。